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iSAPは、intra-Soft tissue Antibiotics Perfusion(iSAP)で、軟部組織内に抗菌薬を持続注入し、それをドレーンから陰圧をかけて吸引することで抗菌薬を循環='perfusion'させる手法です。
ポケットや死腔となったところは液が貯留するので抗菌薬は届かず菌が繁殖する温床となるので、感染制御には不利です。しかしiSAPでは'死腔'は抗菌薬を拡げる空間として利用できます。
そこで、死腔の遠位にセーラムサンプチューブの先端を誘導して、創全体にチューブを配置することで抗菌薬を局所に移行させることができます。以前はinfusion tubeとdrainage tubeを分けていましたが、閉塞してうまく還流できないこともありました。そこで、double lumenのセーラムサンプチューブを用いるようになってから確実に灌流できるようになりました。
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