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FAQ Frequent Ask & Question.
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セイラムサンプチューブは20Fr以上ではないとだめか。20Fr(6.7㎜)以下では閉塞することが多いので20Fr以上を推奨している。 入るスペースがない場合は致し方なく細いものを選択する。 ※20Fr以上は『セイラムサンプチューブの特殊型』となり、胃洗浄などで用いられる太さである。
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セイラムサンプチューブは薬液を注入するルートと回収するルートが1つになっているダブル回路のため、流した薬液がすぐ回収されてしまったり、ショートカットが起こるのではないか。セイラムサンプチューブのサブ回路(薬液ルート)から先端部まで薬液が流れたのち、メイン回路で吸引されるのでショートカットは起こらない。チューブに沿って流れていることが確認ができている。
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iMAPピンはどこで入手すればよいか。キューベックスメディカル HPURL
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延長チューブの推奨径は。細いほうが望ましい。太いとライン内に多量の抗菌薬を取られる為、小児用か微量用のチューブを使用しています
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iMAPピンからの薬液漏れを防止する工夫はあるのか。薬液漏れを防止する為下孔より太いシャフト径のピンを挿入する構造となっており、通常のスクリュー等の挿入よりも抵抗力がある。 骨に押し付けるようにドライバーで挿入してください。
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iMAPピンの下孔はどのようにあけるのか。iMAPピンは先端ネジ山径とシャフト径は同一径です。iMAPピンの下孔は先端ネジ谷径とほぼ同一の径で穿ちます。 ・iMAPピン3.0㎜:先端ネジ山径3.0㎜/ 谷径2.5㎜ 下孔は院内にある2.4㎜キルシュナー鋼線を使用 ・iMAPピン4.0㎜:先端ネジ山径4.0㎜/谷径3.2㎜ 下孔は院内にある3.2㎜スモールボーン用ドリル先を使用 ・iMAPピン5.0㎜:先端ネジ山径5.0㎜/谷径4.0㎜ 下孔は専用の貸出器械である4.0㎜ドリル先を使用
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iMAPピンを挿入した後、ピンが詰まることがあるがその場合どうするか。薬液が髄腔内に留まる位置までiMAPピンを挿入し、シリンジを用いて生理食塩水をフラッシュする。(通水テスト:生理食塩水の流出を見る) 通水ができなければ、細いキルシュナー鋼線などを用いて髄腔内に通り道が確保できているか確認する。 それでも通らない場合は、薬液の流出孔に骨屑に詰まっていないか、一度抜去して確認する必要がある。またピン刺入位置と骨折部までに距離がありすぎて通らない場合はピンの刺入位置を調整する。
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iMAPピンを透視で見ているが、造影剤を使用して確認した方が良いか。造影剤で見れば確実であるが必須ではない。 iMAPピンを挿入後は必ず通水テストは実施する。
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iMAPピンから薬液が出ているかどのように判断すればよいか。iMAPピンを刺入したら後部のアタプターにシリンジを取り付けて生食水を髄腔内に注入する。一方骨折部上に吸引管を設置し、iMAPピンから注入した生食水が骨折線から出ているかを吸引しながら確認する。本手技において髄腔内の通り道を確保することは最も重要な為、また髄腔内の洗浄効果も望めることから何度も通水試験を行い確認する。
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iMAPピンを打つ位置の推奨はあるか。Cadaverの実験では6cmまでは投与濃度が移行している。陰圧をかけることで更にその範囲が広がる。 感染部の両サイドにiMAPピンを位置する。 感染がMRIやRIなどの画像で炎症の範囲が推測できる場合はそこをカバーできるように配置する。
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インプラントを入れたままiMAPを実施するのか。緩みのないインプラントは抜去しない。固定されていない、あるいは固定が不十分な場合は、内固定を追加することもある。感染の制圧のためには骨の安定化が優先される。
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iMAPピンはどこまで挿入するのか。基本的な考え方として、対側の皮質骨に先端のネジ山をかけて固定する。軟部組織が分厚い場合や挿入位置が骨端部などでiMAPピンの長さが足りない場合は、手前の皮質のみで固定する。 前者の場合、薬液流出口が皮質骨に被ると薬液が十分に出ない為注意する。
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iMAPピンの太さはどのように選択するのか。基本的な考え方として、 3.0mm径:上肢(上腕骨)や大腿・下腿でピンを打つスペースが限定されている場合 4.0mm径:脛骨 5.0mm径:大腿骨 髄内釘が設置されている等で髄腔にピンを刺入する間隙が少ない場合は、それよりも細いサイズを選択する。
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ゲンタマイシンの局所投与による副作用はないか?どの薬剤にもアレルギーは起こりうるので、アレルギー歴は必ず確認する。治療中にゲンタマイシンによるものを疑うアレルギー症状が出現した場合には、速やかに投与を中止する。局所でうまく潅流ができていない場合には、局所にpoolingした薬剤が血中へ移行し、経静脈投与した際と同様の副作用を生じる可能性がある。腎機能障害と第8脳神経障害が有名であり、腎機能障害のある患者や、難聴の既往歴、家族歴のある患者では特に注意する。局所投与に伴うものとして、細胞障害や骨分化障害は懸念されているが、現在のところCLAPに伴って生じた局所の細胞障害や骨癒合不全は経験していない。
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ゲンタマイシンが使用できない時は何を使用したらよいか。ゲンタマイシンを第一選択としてはいるが、ゲンタマイシンに耐性がある場合や効果不十分の場合はアルベカシンを第二選択としている。
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血中濃度と排液濃度の測定は両方必要か。排液濃度は参考値であり、局所での有効性の判断になる。 血中濃度は安全性の確認のため必須である(週1〜2回の測定を推奨)。 目標トラフ値は1or2μg/dL以下であり1μg/mlを超えると減量を、2μg/mlを超えると中止を考慮する。
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iMAP/iSAP治療中の注意点は何か。●骨髄針の緩み・漏れ・保護(紙コップで上から保護する施設もある) ●血中濃度測定(週1〜2回の確認) ●排液の回路が閉塞しないようミルキングして閉塞を解除する
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何を基準にiSAP/iMAPの終了の判断をされているか。難しい質問であり、今後の課題の一つである。 臨床所見(腫脹や排膿等)や炎症関係(WBC、CRP等)の採血データで判断している。
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