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多発外傷の大腿骨転子下骨折、手術創の治癒遅延
Case 9
症例:64歳代 男性
交通事故
他にも骨折多数
大腿骨転子下骨折に対して骨接合。整復位、
インプラントの設置位置に問題はなさそう。
術後1ヶ月手術創のラグスクリュー刺入部から浸出液が続くと報告あり。
「深部での血腫や膿瘍がないかCTで確認したのですが、臀筋とかには溜まっていませんでした。」「了解、糖尿もあるし注意して観察せなあかんな。」
「はい。わかりました。」
そして2ヶ月後
「まだなかなか治らないのでもう一度CTを取りました。大丈夫と思うのですが・・・」
その数日後に創部が自壊して膿が噴出しました。
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